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その14 手仕事百態

手仕事百態
タイトル 手仕事百態
著者 文/加藤秀俊 写真/白崎俊次
出版社 淡交新社


 全頁の3分の2は全国各地の手仕事の現場をモノクロで捉えた写真の数々。あとの3分の1は「日本人の手」という題の文章。手づくりの品と工業製品との比較。自らの経験を通して「手づくりの品にこもったたましいのあいまいさ」をみつめる。
  「工業とそれにともなう美学とに馴れれば馴れるだけ、それへの対抗価値としての手づくりの美学に、人の心はひかれるのだろうか」。1967年に記されたものである。その頃すでに日本には小さな民芸ブームがあったようだ。手仕事を愛する著者が、そのよさもいやらしさも含め、様々な例を挙げて手仕事というものを語る。
  最後には、手仕事の将来について、「手仕事の伝統の転生」「手仕事をより芸術に近づけること」「手芸の可能性」という生き残るための三つの道を示している。今の状況を顧みれば、それらしき流れがあるような気もする。
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