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タイトル |
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人間復興の工芸 「民芸」を超えて |
著者 |
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出川直樹 |
出版社 |
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平凡社 |
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工芸研究家・古陶磁学者である著者が、海外でのフィールドワークや作陶などの経験を生かして培った独自の工芸観を記している。
副題に“「民芸」を超えて”とあるように、現代では柳宗悦の「民藝」を盲目に尊重して語られることの多い工芸というものを、民芸理論の矛盾にも言及しながら、より客観的に体系的に見直そうとしている点にたいへん読みごたえがある。柳宗悦という人物を、宮沢賢治と比較したり、北大路魯山人の感情的な批判や罵言を引き合いに語っているのも面白い。 |
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